東京農工大学の村岡先生・森先生が中心となって進められた研究成果がAngewandte Chemieに発表されました。
タンパク質が天然構造を形成するためにはジスルフィド結合を形成する必要がある場合がありますが(酸化的フォールディング)、村岡先生・森先生は酸化的フォールディングを促進する新規化合物cyclam-SSを開発されました。cyclam-SSは、金属イオン(銅イオン)を結合することで、タンパク質の酸化的フォールディングを促進することができる化合物です。
私たちの研究室からは、橋口君(2024年度修了)が、cyclam-SSがALS変異型SOD1の酸化的フォールディングを促進することで、異常なオリゴマー化を抑制できることを示し、お手伝いさせていただきました。